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2019年度 JAFAフットボールアカデミー 上半期レポート

9:26 AM

JAFAフットボールアカデミーでは2019年上半期4月~9月にかけて下記の活動を行っています。

■ヘッズアップフットボール(HUF)クリニック
NFLの外郭団体であるUSA FOOTBALLが安全なフットボールの技術普及のために開発したプログラム「ヘッズアップフットボール(HUF)」。
2014年から日本でも各学生連盟で日本アメリカンフットボール協会(JAFA)から講師を派遣して展開。
今年もフットボールの安全性を高めることを目的とした7つの要素から構成されるプログラムから最新の情報として「ショルダータックリング」の講義・実技、「正しい防具の装着」の3講座を実施しました。

■2019年5月12日(日)関西学生アメリカンフットボール連盟
「ヘッズアップフットボールクリニック」@大阪府立大学
・参加人数 133名
・参加大学 18校
■講師
ショルダータックリング講座・実技:飾磨 宗和氏(JAD代表理事/JAFA HUF講師)
防具フィッティング講座:長谷川 健(JAFAフットボールアカデミースタッフ)

関西学生アメリカンフットボール連盟が主催するフレッシュマンクリニックは文字通り、関西学生連盟に所属する2部、3部校の1年生の選手・スタッフを対象に毎年実施されているものでJAFAフットボールアカデミーも4年前からUSA FOOTBALLが全米で展開をしているヘッズアップフットボールのプログラムを紹介しています。参加者の多くは大学からアメリカンフットボールを始めるフットボール未経験者であり、各校の選手・スタッフが一堂に会して、安全なフットボールの知識・技術を身に着けるこの機会は毎年、大変、貴重な時間となっています。高校まで他のスポーツ経験者が多いため、座学では耳慣れないヘッズアップフットボールに関するターミノロジーや、実技でも慣れない動きに戸惑う参加者の姿も見られましたが、各校の選手がお互いに切磋琢磨しながら約2時間に及ぶ実技の時間では次第に熱気を帯び、また、その練習の様子を普段の練習から取り入れていこうとスタッフもビデオを撮りながら積極的に参加している取組が印象的でした。
 

■2019年6月1日(土)東北学生連盟アメリカンフットボール連盟
「ヘッズアップフットボールクリニック」@シェルコム仙台
・参加人数 96名 (選手92名・コーチ4名)
・参加大学 8校
■講師
ショルダータックリング講座・実技:飾磨 宗和氏(JAD代表理事/JAFA HUF講師)
防具フィッティング講座:長谷川 健(JAFAフットボールアカデミースタッフ)

東北学生連盟加盟校1年生の選手・スタッフを対象に3コマの講義と実技を実施。また、以前、このクリニックを受講した上級生選手も実技アシスタントとして参加頂きました。参加者の多くの共通項は大学からアメリカンフットボールを始めたフットボール未経験者であり、安全なフットボールの知識・技術を身に着けるこの機会は毎年、貴重な時間となっています。
1コマ目の「防具フィッティング講座」では実際に選手が使用しているヘルメット、ショルダーパッドを用い、フィッティングポイントを実演を交えて説明し、同時に防具のメンテナンスも定期的に行うことでより安全に長く防具を使用できることの重要性を紹介しました。
2コマ目と3コマ目の「ショルダータックリング講義・実技」ではヘッズアップフットボールとしてプログラムがスタートした背景を最初に映像を交え説明。その後、グランドに移動して約3時間、ファンダメンタルからフォームタックルまでポイントを確認しながら時間をかけて実践しました。
最後のハドルで講師の飾磨氏より今後の練習の中でショルダータックリングの重要性は勿論、20年にわたる選手経験の中から「1日の練習においてテーマを決めて取り組むこと」その継続がより良いフットボール選手になるための一つの方法であることをメッセージがありました。
  
 
■2019年6月9日(日)Xリーグ所属「ハリケーンズ」・関東学生フットボールクラブ連盟「バッカス」
 ・参加人数 36名
 ・参加チーム 2チーム
■講師
ショルダータックリング講座:倉本 和夫(JAFA指導者育成委員)
ショルダータックリング実技:力野 邦人氏(LIXIL DEERS)

力野 邦人氏(LIXIL DEERS)

当日は、あいにくの雨天のため、講義、実技共に室内で行われましたが、最後の質疑応答まで真剣に聞き入る各チームの選手の様子が非常に印象的でした。改めて、早稲田大学バッカスの所属団体である、関東学生フットボールクラブ連盟関係者の皆様には、JAFAアカデミー事業の「ショルダータックリング講習会」に参加して頂いたことを深く感謝いたします。
力野氏からは、昨今の防具の進化に伴い、頭部を使ったタックリングが主流となったことが原因で脳震盪の発生が問題となったことから、ショルダータックリングのテクニックを見直し、安全面に配慮した基本動作について講義及び実技指導を中心に行いました。
当初、このクリニックは10時開始でしたが、予定よりも30分早く開始し、グランド移動がなくなったことから、ほとんど休憩なしで行われたにもかかわらず、両チーム選手の皆さんは一つ一つの動作を繰り返し確認しながら熱心に取り組んでいる様子が見受けられ、終了した14時45分までがあっという間でした。
 
 
最後に、今回のクリニックに参加した両チーム選手より以下のような感想が頂くことが出来ました。
〇 ハリケーンズ #12 FB
法宮 信貴(ほうがん のぶたか)選手:
『普段の練習からショルダータックリングについては実践しているつもりでしたが、実際に基本から学べる機会がなかったので、非常に勉強になりました。実際に身体を動かして学ぶのと意識しているだけでは全く違うので、今回のこの講習会は非常に有意義な時間でした。』
〇 早稲田バッカス #24 RB
益山 裕貴(ますまや ゆうき)選手:
 『私たちが普段練習でやっていることと、まったく違うことを今日学ぶことができました。競技をする上で安全面について、何が正しいことなのか模索している状態で、今回こうした事を学べた事は大きな収穫でした。今後の練習についてもポジションリーダーと話し合い、今日参加出来なかったチームメイトにも伝え、より安全面に配慮してチームが成長出来たらいいと思います。』

■2019年7月15日(月)海の日 フットボールファンダメンタルクリニック@富士通スタジアム川崎
・参加人数 66名
■講師
ショルダータックリング講義・実技:飾磨宗和氏(JAD代表理事/JAFA HUF講師)
■主催:公益社団法人日本アメリカンフットボール協会
■主管:特定非営利活動法人東京都アメリカンフットボール協会)

講師に飾磨宗和氏を招き、公益社団法人日本アメリカンフットボール協会加盟団体傘下のチームを対象に中学生から大学生の選手およびコーチなどが脳震盪、頸椎損傷等の重篤な事故を防ぐための安全なコンタクトの基本技術の習得を目的として、USA FOOTBALLのプログラムである「ショルダータックリング」「ショルダーブロッキング」について講義と実技指導を行いました。
1コマ目の講義ではより安全なフットボールを実践するために「ヘッズアップフットボール」というプログラムが生まれた背景や、現在「ショルダータックリング」として普及をしている最新のタックリング練習方法について映像を交えながら約1時間受講した後、2コマ目はフィールドに移動して実技へ移行しました。講師の飾磨氏からは、非常に分かりやすく座学で見た映像を実際にフィールドでファンダメンタルポジションの習得からからフォームタックルまでポイントを確認しながら指導してくれました。今回は中学生をはじめ、様々な年代の参加があったことから、大学生と中学生が同じグループで学んだり、自分のチーム以外の公認指導資格をもったコーチたちからも指導を受けるなど参加者の皆さんも普段の練習とは違う刺激を受けながらの時間にもなったようです。
講師の飾磨氏から最後のハドルで、今後の練習の中でショルダータックリングの重要性は勿論だが、大学や社会人チームでの日本一の経験を含めた20年にわたる選手経験の中から「1日の練習においてテーマを決めて取り組むこと」の大切さ、そして、その継続がより良いフットボール選手になるための一つの方法、そしてそのような選手が多くいることでより良いチームが出来上がってくるとメッセージがありました。
 

日本アメリカンフットボール協会フットボールアカデミーではこのような形で各学生連盟や各協会と連携させて頂き、ヘッズアップフットボールのプログラムを中心により安全なフットボールに取り組むサポートを今後も継続して参ります。